「ユニセフや世界の子どもたちを知ろう」を開催しました

2012年7月30日(月)前橋市第四コミュニティセンターで、運動テーマグループ主催のユニセフ募金贈呈式と学習会を兼ねた「ユニセフや世界の子どもたちを知ろう」を開催し、埼玉県ユニセフ協会の金子千春さんにお越しいただきました。ユニセフとはUnited Nations Children's Fund(国際連合児童基金)の頭文字です。

学習会では、「ユニセフと地球のともだち」というVTRを見ながら解説をしていただきました。世界には安全ではない飲み水が多いようです。安全な飲み水を手に入れられるように様々な団体が支援をしていて安全な水が手に入ることによって病気にかかる子どもが減っていると説明をいただきました。

また、国によっては、学校に行きたくても行けない子どもたちがいます。(約1億人の子どもが学校に行けてないそうです。)理由は子どもたちには仕事があるからです。1時間かけて水汲み場へ行き、12Lくらいの水を汲んで、2時間かけて家に戻ってきます。1日何往復もするので、学校に行く時間がありません。そんな子どもたちが働きながら学校に行けるような支援もしています。

そしてユニセフでは発展途上国に、野菜の種を送る取り組みもおこなっています。送るだけではなく作り方を教えて、自分たちだけで育てられるように支援します。習得した次の年から収入が得られ、自分たちで食べることもできるようになるそうです。そして収入が増えてきたら、手助けしてもらった物を返すようにしています。もらうのが当たり前と思わないようにだそうです。

学習会の後に、子どもたちはペアを組んで、すごろくをしました。赤ちゃんからスタートして、成長する過程で予防接種や講習をうけて、スタンプをためて病気にかからないようにするゲームでした。

人はどこの国に生まれてくるか自分では選べません。自分で選んでいないのに学校にも行けない、お腹一杯ご飯も食べられない、病気になっても治療も受けられない。そんな暮らしを強いられている子どもちたちが世界中にたくさんいます。私たちに何ができるかを考えるきっかけとなった学習会でした。

募金贈呈式。目録を贈呈します。講師のユニセフ・金子千春さん

夏休みということもあって、子ども18名、大人12名の30名がご参加くださいました

すごろくゲームの様子。大きなゲーム版に自分達が乗って、大きなサイコロを振ります

母子手帳配布で、一回休み。赤ちゃんが生まれてから、ワクチンを打ったり、栄養補給ミルクを飲んだり、元気に育つには、いろいろな支援が必要です

地雷のレプリカ。子どもが被害を受けるよう、興味をひくような形になっているものもあります。これをみていると悲しい気持ちになります

水汲み用の水瓶。これに12リットルの水が入ります。大人が持っても重たい!!