「はじめましてマクロビオティック(第2回)」を開催しました

10月21日(火)前橋プラザ元気21において、前橋地区サポーターくらぶ主催のマクロビ教室「はじめましてマクロビオティック 〜第2回・白砂糖と粉食の甘くてこわいお話とマクロスウィーツ〜」が行われました。講師は1回目に続き、マクロビオティックアドバイザーやフードコーディネーターなどの資格を持ち、菜食料理教室『KazeKitchen』を主宰する小山さち淑さんです。第1回目が50名を越えるお申込みがあり人気だったことから、今回は広い会場をお借りしました。前回を越える62名の応募があり、抽選で28名が参加しました。

初めに、「白砂糖と粉食の甘くてこわいお話」と題して約30分の講義があり、白砂糖や粉食が体に及ぼす影響について、マクロビオティックの視点からお話していただきました。私たちがひとくくりで「砂糖」と呼んでいるものでも種類はたくさんあり、産地や原料が違うと、マクロビで言う「陰陽」が違ってきます。今回は砂糖が必要なスウィーツは、てんさい糖(ビート糖)を使って作りました。調理実習のメニューは「米粉パンケーキ カスタードクリーム添え」「デーツのきな粉寄せ」「簡単チョコレートプディング」の3品。試食時には紅茶をつけました。

マクロビでは卵や牛乳、バター、生クリームなどの動物性タンパク質は使わないようです。その代わりに、ココナッツミルクと豆乳を多く使いました。カスタードクリームは、米粉、てんさい糖、豆乳、ココナッツミルク、塩少々を中火にかけて練り続ければ出来上がるほど簡単でした。ただし、焦げ付きは注意。デーツ(なつめやし)のきな粉寄せは、デーツが甘いので、砂糖は必要ありません。刻んだ乾燥デーツを少量の水で煮て、乾煎りして粗く刻んだくるみときな粉を加えてまとめるだけ。一つずつ俵型や丸く作る班もあれば、バットに入れ、四角く作ってからカットする班もありました。出来上がったものにもう一度きな粉をまぶし、2通り(2色)のきな粉寄せを作る班もあり、簡単でありながら創作を楽しめるお菓子でした。トッピングにココナッツファインを飾ったのですが、ココナッツファインの乾煎りは焦げやすいので、小山さんにデモンストレーションでやっていただきました。また、チョコレートプディングは豆乳、ココナッツミルク、粉寒天、くず粉、てんさい糖、ココアで作りましたが、こちらも、簡単にボリュームたっぷりのプディングが出来上がりました。

参加者アンケートからは
・自然の甘みというものを体験できて、本当によかったです。パンケーキもクリームもとても美味しくて感動しました。お話もとても楽しく、いろいろ勉強になりました。
・やっぱりマクロビの考え方はとってもオモシロイと思いました。もっと勉強したいです。
・簡単に作れて、ココナッツの味もしっかり出ていて美味しかったです。米粉を使っているので、お腹もいっぱいになりました。家でもやってみようと思いました。
・ちょっと甘かったです。家では、甘さを加減したいと思います。
・マクロビの講習は、とても勉強になりました。料理教室も楽しく勉強になりましたが、全部講習でもよかったと思いました。
など、たくさんの感想をいただきました。

今回は甘いものが多くボリュームもあったので、食べるのがきつかったという方もいました。もっと先生のお話が聞きたいという方も多くいました。限られた時間の中で、マクロビオティックの多くを知ることは難しいですが、少しでも興味を持って、自分の体のためになることを食生活を通して取り入れていただけたら嬉しく思います。

3回目は1月27日、最終回になります。「甘酒と塩麹でマクロ美!」と題して、マクロビオティックの真髄についてお話していただいた後、甘酒と塩麹を使った料理を作ります。

講師は小山さん。「白砂糖と粉食の甘くてこわいお話」をしていただきました。

ココナッツファインの乾煎りはデモンストレーションで行いました。

ひたすら混ぜて、カスタードクリームを作りました。

デーツのきな粉寄せは、砂糖を使わず、甘いお菓子になりました。

写真上がチョコレートプディング。飾りにミントの葉が欲しかったとの声もありました。

6班で調理し、マクロスウィーツをいただきながら交流しました。

小山さん(右)を囲んで。