「親子で田んぼの生き物観察会」を開催しました

このたびパルシステム群馬では、初めての「田んぼの生きもの観察会」を開催。
高崎市倉渕町と高崎市棟高町の2ヶ所で、計32名の家族連れが田んぼの生きものを観察しました。

市街地から少し離れると田園風景の広がるという、自然に恵まれた群馬県。田んぼを持つ組合員さんも多いため、どちらも組合員さんの田んぼをお借りすることができ、またガイド役も組合員の米田さんにお願いしました。

7月29日の倉渕町では、大人2名、子供3名が参加。
晴れ上がった夏空のもと、子どもたちはあぜ道を歩き、ぴょんぴょん飛び出るトノサマバッタやアマガエルに大興奮。おとなは田んぼの中の生きものを捕まえ、ミズカマキリやチビゲンゴロウなど全体で26種類の生きものを確認。その後は近くの公民館で、生きものが育むお米について話し合いました。

翌30日は、パルシステム群馬高崎センター近くの田んぼに、おとな12名、子ども15名が集合。
近くに幹線道路が走り大型店舗もあるという立地にもかかわらず、環境省のレッドデータブックで絶滅危惧I種に指定されているイチョウウキゴケが観察されました。
またユスリカの幼虫、イトミミズ、トウキョウダルマガエルなど、13種の生きものも確認でき、参加したお母さんからは「田んぼの土の感触を初めて体験した」「自分が虫採りに夢中になった」、子どもたちからは「いろんな生きものがいて楽しかった」などの感想が寄せられました。

田んぼには、本来たくさんの生きものがいます。言い換えればそれは、田んぼがたくさんの生きもののいのちを育み、生態系を支える役目も果たしているということ。
そうした生きものの力を借りて、わたしたちは数千年もの長い間お米を食べ続けてきました。田んぼにまなざしを向け、お米を食べることで、わたしたちも生きものの輪の中にいることを実感していきたいものです。

子供たちは田んぼ周りの生き物観察(倉渕)

公民館で生き物の確認(倉渕)

大勢の方が参加しました(高崎)

何が見つかるかな?(高崎)