西宇和果実出荷組合産直講座を開催しました!

2008年9月16日に、パルシステムのみかんの産直産地である愛媛県の西宇和果実出荷組合から代表の門田さんをお招きしてパルシステム群馬では初の産直講座を開催し、28名のご参加をいただきました。

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テーマは「安心とおいしさのひみつを農家さんに聞いてみよう」ということで、まず生協産直と西宇和果実出荷組合の取り組みについて門田さんにご講演いただきました。

西宇和果実出荷組合は8つの農家さんからなり、新しい農業形態をめざして家族経営から農業法人にして、愛媛県外からも後継者を受け入れ、人材育成に取り組まれているそうです。早くから地元の生協と取り組みを始め、愛媛県のエコファーマーの認定を受けるなど、循環型農業の実践により持続できる農業を目指し、パルシステムとも産直協定を結びました。エコチャレンジ栽培にも取り組み、温州みかんについては愛媛県慣行栽培農薬回数の半分以下にまで抑える努力をされています。

薬を使わず草刈機で研修生たちと除草を行い、出荷の際の運送も、トラックよりCO2排出が少ない電車のコンテナ輸送を導入しています。1年中、何かしら出荷できるよう、様々な種類のみかんを栽培し、近頃はキウイも始められたとの事。また、一般にみかんなどの果樹は、豊作・不作の波があるといわれていますが、西宇和果実出荷組合では、きめ細やかな手入れをすることで安定した収穫ができるよう工夫されているそうです。

近年の温暖化による産地の影響としては、日中の農作業が厳しくなった事や、冬が暖かくなったためにカメムシ・ヤノネ等の害虫が越冬して被害を大きくしている反面、病害が不思議と少なくなったそうです。

今回の産直講座のもうひとつの目玉、おいしいみかんの見分け方については
・表皮がきめこまやかな実は、中の内皮もやわらかく、おいしい。
・みかんなどの常緑樹の果実は、実が小さい方がおいしい。
だそうです。パルから届いたみかんを食べるときの参考にしてくださいね!

西宇和の門田さん。みかんに対する愛情が伝わってきました。

この1本のジュースにこだわりみかんが何と、60個も使われています。おいしくないわけがない!

今年は猛暑で夜温が下がらず、ちょっと赤みが付きにくいようです。が、甘味は抜群!

おいしいみかんについて門田さんから教えていただいた事を、試食・試飲して目と舌で確認。