「くらしの中の食品表示」学習会を開催しました

パルシステム群馬の商品テーマグループが主催で、「くらしの中の食品表示」の学習会を12月17日(水)に前橋市第4コミュニティセンター(前橋市日吉町)で開催。組合員と役職員総勢22名が参加しました。

当日、講師を務めたのは、群馬県食品安全課の力山亜紀子さん。

「食品表示を知るメリットとしてポイントは6つあります」と、基本となるポイントを中心に講演が行われました。

(1)誰が、どこで作られたか(責任の所在)が明確となり安心。
(2)製造者、製造所所在、原産国(輸入食品)、原産地、採取海域等がわかる。
(3)食中毒予防などの健康被害の防止情報が得られる。
(4)賞味期限・消費期限、保存方法、取り扱い方法、食品添加物、遺伝子組換え食品、アレルギー起因物質含有食品、殺菌方法等がわかる
(5)消費者のこだわりに応える情報がある。
(6)JASマーク(品質、規格)、HACCP(衛生管理)、特定保健用食品(食品の機能性認証)等の保証がわかるなど消費者にとって役立つ点たくさんがあります。

また、「日本国籍の船が採ったら国産になり、表示される原産地は、水域名、水揚げした港名や、港が属する都道府県名。外国籍の船で採ったら外国産となり、船の国籍がそのまま表示される原産国名になります」など、表示をつける際の規準の解説もありました。

「知っているようで知らないことがたくさんありました。例えば『外国の海で採った魚は輸入品?』と疑問に感じていたのですが、『採った船の国籍が基準となる』というルールだったのですね」と、参加者の声。

食品表示の役割や見方を、基礎的なポイントからしっかり知ることが出来たようです。

講演後には、「食品添加物の表示は微量なら表示しなくても良いのか?以前、メーカーに問い合わせしたところそういう説明を受けた」や「表示に関する法律の見直しはどのように行われているのか?」など、質疑応答も実施しました。

商品テーマグループでは、今後も、安全な食生活や確かな消費行動を考えていきます。

2/18(水)には、関連学習会として「農薬と遺伝子組み換え食品のはなし」を開催する予定です。ぜひご参加ください。

会場の様子・食品表示について
の問題を参加者全員で考えまし
た。