「菜の花エコプロジェクト推進について」学習会

パルシステム群馬の運動テーマグループが主催する「菜の花エコプロジェクト推進について」の学習会が、1月27日(火)群馬県勤労福祉センター(前橋市野中町)において、組合員と役職員総勢21名の参加で開催されました。

当日は群馬県生産環境室の小暮則雄様が講師を務め、講演を実施。

「琵琶湖の赤潮発生から琵琶湖を救うための石けん運動から、現在の全国的な『菜の花エコプロジェクト』の広がりにつながった。
『菜の花プロジェクト』は、菜の花栽培〜搾油〜食用油としての利用〜廃油回収〜リサイクル石けんやバイオディーゼル燃料としての再利用の循環を通し、地域を活性化し、持続的な資源循環社会の実現をめざすもの」と、概要を説明する小暮さん。

それに加え、「県の助成事業としての説明」や「活動を開始するにあたってのすすめかた」、「推進にあたっての今後の課題」などについても、わかりやすい説明がされました。

「取り組みを行うにあたっては、法的な手続き問題や事業採算の問題など、克服しなけらばならない課題はたくさんありますが、地域活性化や社会貢献の活動として取り組むことが必要です。モデル地域の育成と費用補助は県としても支援します」と、県としての方針についての話も出ました。

質疑応答では「遺伝子組み換え菜種の見分け方」や「品種更新(エルシン酸:心臓障害や成長障害など人体に有害な物質 の含量の交雑による含量増加を防ぐための2〜3年で新しい菜種に変更する)」、「菜種栽培の使用農薬」など、安全面に関する質問が、参加者から多数出されました。

パルシステム群馬では、運動テーマグループを中心に「菜の花エコプロジェクト」の取り組み実施に向け、今後も話し合いを続けていきます。

当日会場の様子。環境に関心がある方のご参加をいただきました。

群馬県技術支援課 小暮さんから菜の花プロジェクトについて教えていただきました。