くらし見直し講演会「年1回のラクラク家計管理法」を開催しました

2月20日(金)前橋市第4コミュニティセンター(前橋市日吉町)にて、パルシステム群馬くらしテーマグループが主催する、くらし見直し講演会「年1回のラクラク家計管理法」を開催しました。講師はファイナンシャルプランナーの清水香さん。組合員18名、役職員など11名の合計29名が参加しました。

レッスン I マネー管理の最初の1歩

スライドを見ながら学びました

まずは、清水さんから「先が読めないこんな時代だからこそ、家計の現状を知り、生活設計する必要があります」と、マネー管理の重要性について、話しがありました。

「清水流ラクラク家計管理の極意として、家計管理は家計版人間ドッグと考えています。変化を把握し、そのコントロールが重要。1.収入・支出の年単位の把握〜 2.収支決算〜 3.決算表からの問題点を見つける、一連の方法が有効です」。特に、「手取り年収の把握をする際に税制・社会保険制度に無関心では駄目です」と、家計管理は正確な手取り収入がポイントであることを強調されていました。

「収支決算は手取り年収から1年間に貯まった金額を差し引いて算出した支出金額を、経費項目ごとに整理し、“使途不明金が何に使われたか”の追求、“保険の適切な見直し”が支出を減らし、貯蓄を増やすポイントです」と、まとめの説明。

レッスン II 家計管理の“小ネタ”紹介

清水さんご自身が普段から実践している日々の管理術を公開しました。「ポイントは、給与口座からの引き出しは月1回定額として、それで1ヶ月やりくりすること、貯める分は予め引いてから使うこと、お金の出口は目的別に絞ること、それと保険の見直しです」。

特に保険の見直しでは、「不測の事態の急な出費は様々あります。保険は適正な範囲での加入にとどめて、急な出費に備えられるだけの貯蓄をすることが大切です。また、たすけあいができる人間関係を築くことも重要。家計管理の極意は“意思”ではなく“しくみ”です」と、継続できる家計管理のしくみを実行することが大切だと、教えてくれました。

レッスン III ちょっとだけ、先を見据えた“ライフプラン”を

「年間の収支から問題点を把握できたら、家計情報のすべてを“キャッシュフロー化(お金の出入りがわかるように)”して、将来のライフイベント(入学入園、結婚、祝いなど)などを考えた将来予測をすることで、現在の家計が将来を考えた場合にどうなのか、健全なのか、という評価もできます」と清水さん。

「年に1度だけの家計の決算で将来設計を考えて、将来を心配しすぎることなく未来に生きるお金の使い方をすること、貯蓄額は将来への可能性と健全性に比例することへの理解が重要です」と、締めくくられまいした。大変わかりやすく、楽しい講演内容で参加者からは、終了後、多くの質問が出されていました。


【参加者の声】
・配られた資料は文字が大きく見やすく、楽な気持ちで聞くことができました。
(講習によっては、資料の文字が小さすぎて家で見直しができないものもあるので…)
・すでに家計管理をしているつもりでいましたが、目からウロコのお話もあり、
早速実践しようと思いました。
・あまり細かすぎず、すぐにでも始められそうな内容でよかった。とっても参考になりました。
・聞く側にまず気を配って話し始めてくださり、聞きやすく分かりやすく、
実行してみようという気持ちになりました。
・無駄をいかに無くすかが家計管理に大切なのか良く分かりました。
・今までいろいろな家計簿を試しましたが、1ヶ月続くか続かないか・・・。
でも、このくらいざっくりしていれば、私にも続くかも、と少し思いました。

パルシステム群馬では、今後も各地域でのライフプランに関る学習会の開催を検討していきます。