「オーリア21−パルシステム群馬役職員交流会」を開催しました

3月3日(火)の16:00〜18:00で、パルシステム群馬高崎センター(高崎市塚田町)にて、「オーリア21−パルシステム群馬役職員交流会」を開催しました。大潟村のパルシステムの米生産者「オーリア21※」の生産者5名と、パルシステム群馬の役職員13名が参加し、交流を行いました。

オーリア21のみなさんから産地のプレゼンテーションをしていただきました

冒頭、オーリア21のみなさんが、会の取り組みや産地での農作業についてプレゼンテーションを実施。「大潟村は“国の食糧増産、湖岸地域の治水、モデル農村づくり”を目的とした、八郎潟の干拓事業として、昭和32年から20年の歳月をかけて完工しました。現在、大潟村の生産者は、入植者の後継者である第2世代を中心に、若い生産者が多いことが特徴です。米のJAS有機栽培は、秋田県内の7割以上を大潟村が占めており、村全体で環境保全型農業を積極的にすすめています」と、戸部代表。

また、オーリア21では、消費者との交流を重視。「パルシステムでの県別交流会や、産地での交流会などを通して、今後も交流の輪を拡げ、生産地と消費地の架け橋となれる交流の場を創造していきます」。

きりたんぽ鍋交流と「だまこづくり」体験

後半には、秋田県の郷土食である「きりたんぽ鍋」を囲んで、交流を行いました。「大潟村では、鶏卵用に自宅で鶏を飼っている家庭が多く、お祝い事やお客様があるときは“きりたんぽ鍋”で、その命をいただく風習が、今現在もあります」と、オーリア21の工藤さん。このような食に対するこだわりや文化の違いを肌で感じ、あらためて「食のありかた」「お米文化の大切さ」を再認識しました。

「お米のとぎ方教室」、「だまこ(お米をすり鉢ですり、こねて団子にしたもの)づくり」では、いっしょに参加した子どもたちも大喜び。群馬の地で、秋田県の食文化や農業について、実際の生産者の方から直接話が聴けるという交流で、貴重な時間を過ごしました。

2009年度の交流についても、更に関係を深めていくことめざしていきます。


※一昨年から、オーリア21の生産者とパルシステム群馬役職員では、産地研修も含めた人的交流をすすめています。

※オーリア21
正式名称:OREAA21(オーリア21 Ogata‐mura Relationship&Ecology Agricultural Association 21st.cent.) ⇒「21世紀のリサイクル交流農業の会」 発足:平成6年3月7日 会員9名、準会員9名(平成21年2月現在) 住所:秋田県南秋田郡大潟村 パルシステムでの取り扱い品目:「ふーどのあきたこまち」「特別栽培あきたこまち」


 【当日の様子】

子どもたちも一緒に
おいしいきりたんぽ鍋を囲みました

お米を団子にした「だまこ」作り

オーリア21の生産者のみなさん