2008年度少年少女ヒロシマの旅〜原爆ドームを訪ねて〜

心に残る三日間の旅を共にした子どもたち

2009年3月28日(土)〜30日(月)の3日間で、2008年度「少年少女ヒロシマの旅〜原爆ドームを訪ねて〜」が開催されました。パルシステム群馬からは、6名の子どもと3名の引率者、合計9名が参加しました。 今回の旅の実施にあたっては、旅への平和カンパに協力いただいた方の平和への思い、子どもたちへの期待を受けて、3月14日(土)結団式〜旅の実施〜4月11日(土)報告会と進めてまいりました。

ヒロシマの旅報告会

4月11日(土)高崎センター会議室にて、旅の参加者と子どもたちのご父兄の方、関係者が集まり、旅の感想や意見などの報告を行ないました。平和を語り継ぐことの大切さを改めて考えました。次年度開催に向けて意見交換も行、反省点・改善点なども確認し合いました。

子供たちの感想(感想文からの一部抜粋)

被爆した方の貴重なお話に心を打たれました。

《Nくん 小6》
「はじめて平和公園の平和資料館を見学して、あ然とし、とても胸を痛めました。今、世界では、あたりまえのように、戦争や紛争などが多くの地域で起きています。戦争や核などあってはならないものだと思います。ぼくも“平和”ということをしっかり考えていこうと思います。」

《Kくん 小6》
「ぼくは、戦争の本をいくつか読み、戦争は怖く、そして残酷なことを知っていたつもりでした。しかし、広島に来て、原子爆弾の恐怖を体験として知っている方から聴き、想像してみると息を飲むほど怖くなりました。この地球上から核をなくすため、戦争・核の恐怖を一人でも多くの人に知ってもらって世界が平和になることを祈ります。」

《Yくん 小6》
「八月六日、広島に原爆がおとされました。この広島にきてみて、戦争、核を世界からなくさなきゃと思いました。被爆体験の方の話はとてもリアルで、聞いてすごく悲しくなりました。群馬県に帰ったら、友達などに伝えていきたいです。」

《Tさん 小6》
「わたしは、広島に前から行きたいと思ったいた。なぜ、行きたかったかというと、小学校の図書館で「つるにのって」という本があってとても興味をもったからです。私はこの広島をみて、世界には核兵器や戦争はぜったいにいらないと思った。戦争は家や人の命をうばうだけで、いいことなんて一つもないと思った。世界の戦争が早くなくなって、平和な世界になってほしいです。」

《Iさん 小6》
「私は、父の実家が広島だったので、話には聞いていましたが、この旅で、ほかのひとが原爆のこと話してくれたとき、やっと父が言っていた原爆の恐怖というものを理解できた気がしました。やっぱり原爆は、忘れられてはいけないこと、原爆は全てうばっていった。日本は戦争に負けて平和を祈り、戦争は二度とおこされなかった。でも世界では戦争でたくさんの人が亡くなっている。私は戦争は自殺と同じと思う。平和にくらしていける世界になってほしいと思います。」

《Nさん 小6》
「私は、今回の旅に参加し、今までしたことがないような貴重な体験をし、様々なことを学びました。“友垣よ まもられながら やすらかに ねむれみたまよ この草山に” この言葉は、広島市立高女原爆慰霊碑の裏に書いてありました。私もいろいろな人たちから見守られながら一生を終えたいなと思いました。」



【旅の収支報告】
収入 617,181円  ※うち組合員カンパによる金額210,300円
支出 493,114円
繰越 124,067円

カンパにご協力いただき誠にありがとうございました。

パルシステム群馬では、今後も平和を語り継ぐ活動をすすめてまいります。