「バングラデシュってどんな国?」を開催しました

7月24日、運動テーマグループの主催で、夏休み親子体験企画「バングラデシュってどんな国?〜バングラデシュ・カレー・パーティ〜パルシステムでの"バングラデシュの有機農業センター開設・運営プロジェクト"支援カンパについてのお話」を渋川市豊秋公民館にて開催。組合員の親子10組、総勢27名が参加しました。

現在パルシステムグループでは、買い物で貯まるポイントで、バングラデシュに有機農業センターを建設・運営するためのカンパを行っています。

そのプロジェクトを進めているのが、特定非営利法人のハンガー・フリー・ワールド(HFW)。当日の会では、HFWの渡邊事局長と、在日バングラデシュ人のコンドカル・アニスル・ラハマン氏が講師を務めました。

バングラデシュの国の形や、文字、あいさつ、生活などのクイズを交えながら楽しく学び、HFWの活動内容や、現在の世界における飢餓の状況、そして、バングラデシュ有機農業センター建設の進捗状況について、わかりやすい説明がありました。

学習会の後は、参加者で作ったバングラデシュのカレーを食べながら、参加同士で交流。現地流に手でカレーを食べるのにチャレンジし、食べにくくて戸惑う子どももいましたが、「手でたべるとおいしい」と大好評でした。

参加した子どもたちからは、「おいしかった」、「(講師の)アニスルさんが面白かった」という感想だけでなく、「こんなカレーがあるとは思わなかった」、「6秒に1人が飢餓で死んでしまうことが大変だと思いました」、「あたりまえっておもったことが、そうではなかった」という感想もありました。

異文化に触れ、深刻な飢餓に苦しんでいる世界の状況を、子どもたちなりに理解したようです。

有機農業センターの建設・運営するためのカンパへの協力要請についても、ポイントの引き換えカタログの限られた紙面では、なかなか伝えきれていませんが、講師のHFW渡邊事務局長から、直接話をお聞き、現地の写真をみることで、参加した組合員さんの気持ちに訴えかけることができました。

・・・バングラデシュ 有機農業センター開設・運営プロジェクトについて・・・
世界第三位の栄養不足人口を抱えるバングラデシュでは、1960年代から近代農業が推進され、米などの生産量が増加したものの、大量に使われる化学肥料や農薬などの経費が農家の家計を圧迫しています。
そのため、このプロジェクトでは、貧しい農家が有機農業に取り組めるよう支援することによって、家計の負担を減らし、また、収穫した作物で人々の栄養状態を改善することを目指しています。建設予定地のバングラデシュ西部のイダ県カリガンジ郡では、いよいよこの7月から、有機農業センターの建設を開始するそうです。それと同時に、農業協同組合設立に向けて地域の住民と協議をはじめます。

2年目を迎えた「バングラデシュ 有機農業センター開設・運営プロジェクト」は9月28日(月)〜10月2日(金)に配布 される10月2回ポイントカタログの紙面に、カンパの案内があります。

カンパ申込期間 10月5日(月)〜10月9日(金)

2008年度には、パルシステムグループ全体で、2,288,600円の寄付がありました。しかし、目標の65,000,000円にはあと4,211,400円の支援が必要です。

組合員のみなさんのご協力をお待ちしております。

お申し込みをいただいた募金は2010年2月に寄贈を予定しております。

ハンガー・フリー・ワールドの活動について詳しくお知りになりたい方は以下をご覧ください。
ハンガー・フリー・ワールド(HFW)Webサイト


子どもたちも講師のアニスルさんに教わりながらカレーを作りました

バングラデシュ風チキンカレー(辛口)

スプーンを使わず手で食べました