食育調理実習「おつみっこ」を開催しました

11月13日(金)前橋市第3コミュニティセンターで食育調理実習「おつみっこ」を開催し、10名の組合員さんが参加しました。

≪地域の伝統食を伝えたい≫
「おつみっこ」は、一般的には「すいとん」と呼ばれますが、群馬県の一部の地域では、だんごを摘んで鍋に入れることから「おつみっこ」とか「つみっこ」と呼ばれています。地域の伝統食を伝えていきたいという思いで、商品テーマグループが企画しました。

≪まずは「出し汁」作りから≫
煮干し・かつお・昆布から、時間をかけてゆっくりと「だし」をとり、それぞれの「うまみ」を味わいました。昔の人は、このようにして、なかなか手に入らない貴重な動物性のたんぱく質を摂っていたのですね。

≪地産地消をめざして≫
食材は、群馬県内産地「くらぶち草の会」より直送していただいた新鮮な野菜と、群馬県産の地粉。生産者の方々が有機栽培にこだわって丹精こめて作った野菜を余すことなく、皮も葉も丸ごと調理しました。また、群馬県ではかつて絹産業が盛んであったことから、今でも桑畑を見かけることがあります。そこで、桑の粉を混ぜた地粉も使用。地産地消を実感できる「おつみっこ」に仕上がりました。

≪親から子へ≫
その後、子どももいっしょに昼食をいただきました。PB商品の「産直野菜で作った糖しぼり大根」(群馬県産)や、「ダシがら」で作った「佃煮」も食卓に並び、ほとんどゴミのでない「エコ・クッキング」になりました。小さな君たちにも、伝統の味が伝わったかな?

参加者からは、「初のおつみっこを食べてみて、美味しく、体にも優しいメニューでした」、「有機野菜をたっぷり使ったすいとん美味しかったです。だしをとった後の昆布や鰹節も活用して良いと思いました」、「だしとりなど、普段しない作業がとても勉強になりました」など、たくさんの感想をいただき、伝えていくことの大切さを感じながら、ゆっくりとした時間を過ごすことができました。

実習の様子(1)

実習の様子(2)

「おつみっこ」