「恩納村美ら海産直協議会サンゴの森づくり」学習会を開催しました

5月20日(木)に前橋市第4コミュニティセンターで、ポイントカンパ 「恩納村美ら海産直協議会サンゴの森づくり」学習会を開催しました。

パルシステムのお買い物などでたまったポイントでできる「恩納村美ら海産直協議会サンゴの森作り」の活動へのカンパ。2ヶ月に一度発行するポイントカタログで、参加のご協力を案内していますが、この学習会ではより詳しく組合員さんに知っていただくことを目的に、運動テーマグループが企画しました。

なぜ、もずくの産地でサンゴの森づくり?

もずくと「サンゴ礁の再生事業」の関わりについて、パルシステムのオリジナル商品の『恩納もずく』を製造しているメーカーである、株式会社井ゲタ竹内の中西さんが話しをしました。

「沖縄を代表するサンゴ礁の海域がある、パルシステムのオリジナル商品『恩納もずく』の産地である恩納村。『サンゴの元気な海はもずくも元気』と現地で言われています。サンゴ礁は、いわば海の森林。海の生き物にとって、サンゴ礁は住む場所であり、えさがあるところなのです。しかし、近年の温暖化による海水温上昇の影響や、リゾート開発により赤土が海に流出し、サンゴ白化現象が問題となっています」。(中西さん)

そこで、恩納村漁協はサンゴの植樹活動を2003年より開始。2006年から井ゲタ竹内もこの活動に参加。サンゴの養殖や植え付けによって、サンゴの海を育む活動をしています。

「里海という言葉をご存知でしょうか?養殖などの漁業活動も海の生態系の一部となることで、海の生き物たちの住みかと食物を提供し、生態系を豊かにすることができるのです。人間と自然の関係は、これまでは、文明が自然を破壊してきたか、人間が一方的に天然資源を略取してきたかに思えます。しかし、これからは人間と自然の共存の関係を目指しています」。(中西さん)

産地、生産者、メーカー、生協、そして組合員・・・それぞれの役割

続いて、パルシステム商品本部水産課の増田さんより、パルシステムの水産の産直提携について、パルシステムのオリジナル商品の開発方針とそれに基づいた『恩納もずく』の環境貢献度について解説がありました。

私たち組合員が、パルシステムのオリジナル商品『恩納もずく』を利用することが、恩納村の環境保全につながるのです。また、利用代金の一部がサンゴ植樹費用になります。(増田さん)

2009年11月に、生産者の恩納村漁協、メーカーの井ゲタ竹内、恩納村、そして、パルシステム連合会の4者で、「恩納村美ら海協議会」を設立。10年計画でサンゴ1万本の植樹と、交流を行っていきます。

「第一回恩納村『産地へ行こう』ツアーが2010年3月に開催しました。そのときの様子について、パルシステム連合会食料農業政策室の小林さんより報告がありました。ツアーではサンゴの勉強会、もずくの料理教室、サンゴの植樹のお手伝い(ダイビングのライセンス免許を持っている組合員の参加者は、実際海にもぐって、サンゴの植え付けをしました)など、大変有意義な時間を過ごしました」。(増田さん)

産地へ実際訪れて、生産者との交流を体験は、まさにパルシステムならでは企画。3月に行われたツアーでは群馬からも2家族が参加しました。「『産地へ行こう』ツアーに参加して、実際に産地を見てきてください」と小林さんからも呼びかけがありました。

沖縄料理の試食会

学習会の後は、お楽しみの試食会を開催しました。この日のメニューは全て沖縄料理。井ゲタ竹内で製造している『恩納もずく』と海ぶどう、そして、沖縄料理でおなじみのゴーヤーチャンプル(島豆腐とわしたポーク)、さらにデザートには、ブルーシールのシークワーサー・ソルベが並びました。今回の試食会で出された商品は、7月2回の沖縄フェアにカタログ掲載予定ですので、ぜひお見逃しなく!

参加者のアンケートから

「サンゴやもずくのことがとてもよくわかった。今まで参加した学習会で一番内容が濃かった」
「改めて環境や地球に貢献していることに感動した」
「もずくは妊娠中にいただいたが、つゆまで美味しかったのを記憶いている。今回参加して酢の特徴や様々な苦労を知れた」
など、好評の声をいただきました。

6月2回 ポイントカンパにご協力を

2010年2月、4月、とこれまで2回、カンパのご協力をお願いしてきましたが、6月が最終回になります。カンパ募金の目標金額は500万円。これで、約1,800本のサンゴ(約1,800u)を植え付けることができます。

ぜひご協力ください。

ポイントカンパ学習会の様子

試食交流会の様子

沖縄料理(ゴーヤチャンプル、もずくスープ、もずく酢など)