ユニセフ募金贈呈式」ならびに学習会を開催しました

7月21日(水)パルシステム群馬東毛センターにて、日本ユニセフ協会の金子さんをお呼びして「ユニセフ募金贈呈式」ならびに学習会を開催。夏休みの初日でしたが、大人9人と子ども5人が参加しました。

最初に、2009年度に集まった募金714,361円の贈呈式を開催。今回集まった募金で、はしかワクチン、ポリオワクチンを贈ることができました。

次に、人がコマになりサイコロを振って進む「ユニセフすごろく」を実施。スタートが「自分の生まれた日」で全員「母子手帳」をもらい、ゲーム開始です。

すごろくのマスには「発育状況がよくないので栄養指導を受ける、1マスもどる」や「家の近くに井戸ができて水汲みにいかなくてもよくなった、1マス進む」、「学校に入学したけど、妹の面倒をみなくてはいけないのでなかなか学校に行けない」など、開発途上国の子どもたちの現状が書かれています。ゴールが「学校卒業」。マスに止まるごとに、クイズや写真を使ってわかりやすく説明していただきました。

10才前後の女の子の仕事とされるのが「水汲み」です。口いっぱいまで水の入った水がめの重さにびっくりした参加者。大人が持ち上げるだけでも大変なのに、片道1時間以上かかる道を一日に何往復もするそうです。そして、水汲みの仕事があるために学校に通えなくなってしまう子どもがたくさんいることを学びました。

ユニセフが子どもたちに配布する学用品キットの中に入っていた「黒板」。なんで子どもたちに黒板?と不思議に思いましたが「ノート」は一度書けば終わってしまうけど、黒板なら何度でも字を書けるから」という言葉がとても印象的でした。

最後に、実物大の地雷は鉄でできていて、売るとお金になるために手を触れてしまったり、また子どもの興味を引く形にできているため、怪我をしたり命を落とす子どもがたくさんいる話を聞き、衝撃を受けました。

「地雷=危ない、近づかない、触らない」と教えることは、ユニセフの大切な仕事なのです。

今の日本では、ごく当たり前の予防接種、水道、トイレ、学校など。しかし、世界全体ではまだまだ不足しており、3秒につき一人の子どもの命が失われています。

今回のような学習会は、私たちに何ができるのかを考える、とても良い機会になりました。

2009年度分 募金贈呈式の様子

学習会の様子

みんなで、ユニセフすごろくをしました。