「病気になってから慌てない知っておきたい病院との接し方」講演会を開催しました

2月14日(月)に今年度最後のくらし見直し講演会となる「病気になってから慌てない知っておきたい病院との接し方 〜賢い患者になるために〜」を開催しました。

講師は、NPO法人ささえあい医療人権センターCOMLで理事長を務める辻本好子さん。会場は伊勢崎市境総合文化センターで、14名の方が参加しました。

COMLは、患者が「いのちの主人公・からだの責任者」として主体的に医療に参加するために、色々な活動をしています。合言葉は、“賢い患者になりましょう”。

辻本さんご自身も8年前に、乳ガン、その後胃ガンを患い、今も抗がん剤治療を受けているそうです。その体験の中から得たことも交えた、熱心な内容の講演でした。

「医師も人間。言葉に出して伝え、コミュニケーションをしっかり取ることが、自分でも納得できる医療を受けることにつながります。また、地域の医療機関を育てるのはその地域に住む私達。身近で受けたい医療を受けるためには、自分達でそういう医療機関を育て支えていかなければならないのです」。(辻本さん)

辻本さんは優しく温かい印象の素敵な方で、病気の時に必要な知識だけでなく、前向きな姿勢や様々なことを受け入れていく勇気など、たくさんのことを話されましたした。看護師の女性に思わず自分の辛さを訴えたと言うお話では、共感して涙する参加者の方も。

アンケートからも、「理解→納得→選択するという意味がとても大事である事が自分の為、身内の為、家族の為になるのだと分かりました」や「お話がとても優しく、分かりやすく説得力があり、目と耳がくぎづけでした」「素晴らしい活動・お話・感動しました」などの声をいただきました。

時間が許せば、もっとたくさんのお話を聞きたかったと言うのが多くの参加者が感じたことのようです。

La Life(LPA愛称)では、来年度以降もくらし見直し講演会を企画しています。
一人でも多くの方の参加をお待ちしております。

講師の辻本好子さん

講演の様子:貴重な話をいただきました。