「2010年度 生産者消費者交流会」を開催しました

3月4日(金)前橋マーキュリーホテル3F青嵐の間にて、今年も「生産者・消費者交流会」を開催。全国から43名の生産者の方、加えてパルシステム群馬組合員19名と役職員18名の総勢80名の方が参加いたしました。

開催にあたり、パルシステム群馬理事長が「時間に限りはあるがこの瞬間を大切にし交流をお願いしたい」と挨拶。

その後は、今回のテーマ「作る・食べるのかけはし〜1年を振り返って〜」をもとに佐原農産物供給センター、野菜くらぶ、オーリア21、旭愛農、天童果実同志会、くらぶち草の会から、昨年の異常気象で苦労した点や青果が別セットへと変わった感想などをいただきました。また、米沢牧場からは、暑さ・寒さの影響ではなく、獣の被害などを実体験を交えた報告がありました。

報告の後は、9テーブルに分かれての交流会。株式会社ジーピーエスさんからいただいた伊予柑を食しながら、和やかな雰囲気の中、和気あいあいと盛り上がりました。さらに昼食の交流会では、くらぶち草の会の内堀さんより「はやと瓜の粕漬け」の差し入れをいただきました。

昼食交流会の後半では、毎年恒例となった抽選会を実施。今年も無茶々園の果物セット、JAささかみのお酒・豆腐セットなどが組合員さんへプレゼントされました。

交流会の後は各テーブルの発表。どんな交流がされていたのか、交流の感想を発表しました。

・生産者カードの中に、2匹虫が入っていて虫かごで育てたという話が印象に残った。(1匹は蝶で1匹は蛾だった)
・農業という仕事に誇りを持っているところが良かった。食べ物は生産者が体を張って作ってくれていると感じた交流会だった。また、生産者カードが生産者にとって「表彰状」と聞いたのは印象的だった。
・みんなの苦労や熱意を感じることができて良かった。
・飼料の産直もできるといい。また、後継者問題は生産者だけではない。消費者の後継者も作らないといけない。意識の高い消費者もこのような交流を通じて作る必要がある。
・土づくりの重要性の話が聞けてよかった。
など、各テーブルよりたくさんの発表をいただきました。

最後に生産者幹事の矢内さんより、前日に行われた総会・フォーラムの内容を報告。
「消費者と生産者の交流は、本当に大切だと感じた。組合員が生産者を育ててくれる。そんな組合員に応えるためにも生産者は努力をしていかないといけない。今後も生産者・消費者・生協とがつながり、がんばっていきたい」と、最後に本日の感想をもらいました。

<参加者の声>
●組合員アンケートより
・本当に勉強になりました!パルシステムは単に「商品を届ける手段」ではなく「安心安全を届けてくれる」ということを実感しました。
・いつでも買えば食べられると思っていましたが、作る方々は大変な思いをして作っているという事がわかった。また本当に薬に頼らないという事がわかった。
・話を聞けば聞くほど食べるときにより感謝しなくてはいけないと感じた。
・農薬は最低限しか使っていない、安心できる食材が届くことに幸せを感じました。
・今までは生産者の方の事を考えて商品選びをしたことがありませんでした。でも、1年の苦労をうかがい、商品に対する思いが伝わり、胸が痛む思いもしました。

●生産者アンケートより
・あらためて農産物に対しての責任を大きく受け止める会となった。
・組合員さんからたくさんのエネルギーをいただきました。生産物にこのエネルギーを入れていきたい。
・作る側と食べる側がパルシステムを通じてつながっている事をあらためて感じた。
・他の生産者のみなさんも意識が高く、それぞれのこだわりや思いを聞くことができ良かった。
・楽しみに待っていてよろこんでくれる組合員。その方々の言葉を聞くと、作る楽しみが倍々になっていきます。
・組合員のみなさんも話をたくさん聞いてくれて、また昨年の異常気象の苦労や努力も理解いただき、生産者もしっかり栽培しないといけないと思いました。

開催のあいさつ

生産者の方より昨年の異常気象のご苦労や取り組み報告をいただきました。



試食交流会の様子

交流会の様子





お楽しみ抽選会の様子

テーブル交流の発表をいただきました。





最後の沃土会の矢内さんよりまとめの挨拶をいただきました。