7月22日、産地見学のために、群馬県昭和村にある産直産地・野菜くらぶを訪れました。
昨年とは時期を変え、小学生の夏休みに合うよう企画。そのため、親子での参加が多く、また「畑の生き物調査」も兼ねたため、虫好きの子どもたちがたくさん集まりました。
当日は、台風直後で昭和村はとても涼しく、長袖で過ごせるほど。「涼しいね」と言っている間に、野菜の保管用冷蔵庫の見学が始まり、体はすっかり冷えました。子供たちは大きな冷蔵庫に感動し、大人は「パル用のレタス」「ハンバーガーメーカー用のレタス」など出荷先別に並んだコンテナを見て、規模の大きさを実感しました。
空は曇り空でしたが、雨の心配はなく、レタスの収穫体験、虫を捕まえての生き物調査も屋外で思う存分行うことができました。このような気候の時にこそ生産者の方々は働きやすいのではと、恐縮してしまいましたが、生産者の方々は「こういう交流も仕事のうちなので、いい気候の時に来てくれてよかったです」と笑顔で答えてくださいました。
レタス畑の横で行った虫採集では、林がそばにあり、畑に住む虫だけではなく、木の周りにいる虫もたくさん捕れました。
ブルーベリー畑では、摘み体験も実施。木によって味が違うことを舌で実感しました。ブルーベリーの畑はフカフカでしっとり。じっと地面を見つめていると小さな命がチョコチョコ動いていて、子どもたちは這いつくばって夢中で虫を追いかけていました。
生き物調査の林先生は、子どもたち以上に目を輝かせながら虫を解説。「畑の横に林があるのも意図的ですか?」と生産者の方に聞いていらしたようでしたが、そうではないようで少し残念そうでした。
集会所でお昼をいただき、併せて野菜の重さ当てクイズ開催。子どもにはピンとこないかと心配もありましたが、大人も子どもも大いに盛り上がりました。
その後は林先生から生き物調査の総評・解説をいただきました。子どもたち先生の説明をじっと聞き入っていました生産者の方も畑の虫の生態や林の役割について知らないこともあるようで、もし調査を続けて、それがわかるのならば、日頃のご苦労も緩和できるのではないかと感じました。また、今回のデータを指標に季節ごと、年ごとの違いや、畑ごとのデータなどを比較しても面白いと思いました。
最後にお土産として出荷はできない規格外トマトをいただきました。その味は大変おいしく、「安くで売ってもらえたら絶対買うのに!」と思ったほどです。
丸一日、畑、昭和村の空気を味わった子ども達は、帰る頃には林先生くらいの目の輝きになっていました。その横には、夏休みの一日を充実させられたと満足そうな親御さんのうれしそうな表情が伺えました。
大きな冷蔵庫の中も特別に見せていただきました。
生産者の方にコツを教わりながら、レタスの収穫体験。
レタス畑を歩きながら、自然の景色に癒される。
生き物調査中、カッコウの鳴き声が… 「姿が見えるかな」
畑には小さな虫がいっぱい!子ども達も夢中で虫探し。
ブルーベリー狩も大好評。「甘酸っぱくておいしい!」
昼食交流後には生き物調査のまとめの講義。大人も子どもも、林先生の面白い虫の話に興味津々。
林先生が野菜くらぶを題材に「替え歌民謡」を披露して下さいました。
野菜の重さ当てクイズ。ピタリ賞目指して大人も真剣。