7月9日(土)に「田んぼの生きもの調査」を藤岡の浦部農園で開催しました。
商品テーマグループが開催するイベントの中でも大人気の生き物調査。今年も応募者多数のため、抽選で選ばれた10組の家族が参加しました。
講師を務めたのは、里と生きものネットワークの林鷹央さん。まず浦部さんと林さんより、田んぼに入ることについての注意事項や、田んぼの中やその回りにいる生きものや草花、鳥などについてお話がありました。
普段の生活の中で田んぼに入る機会のない子どもたちは、始まる前から田んぼに興味津々。あぜにいるカエルや虫を捕まえてみたり、脇にある水路に足をつけてみたり、自然に触れ楽しんでいました。
お話を聞いた後は、網とシュガーポットを持ち、一斉に田んぼに入りました。入った途端あちこちから「何かいる〜!」、「捕れた!!」など、いろいろな声が聞こえてきました。
中には怖くてお母さんに抱っこされる子もいましたが、ほとんどの子どもは楽しそうに田んぼに入っていました。
梅雨もまだ明けていないのに、当日は朝から快晴で真夏のような暑さ。
日が高くなるとジリジリと日差しが照り付け、熱中症の危険もあるので公民館への早めの移動となりました。
公民館でお昼を食べた後、林さんによる生きもの調査の講義が行なわれました。
顕微鏡で田んぼから持ち帰ってきた虫や草花を見てみたり、田んぼクイズも実施。
子どもたちは田んぼの中と同じように、目をきらきらと輝かせながら林さんのお話を聞いていました。
最後に、今回のイベントに参加して、小さな頃から土に馴染んで親しめる環境づくりができるといいなぁと思いました。
以下、参加者からのアンケートの抜粋
「田んぼの冷たい感触が気持ちよかったです」
「カエルが苦手なので最初は尻込みしましたが、時間が経つととても面白くて生き物が沢山いる事に気がつき、とても充実した一日でした」
「環境が生き物の種類や数に影響することを知りました。人間が環境を守る必要があることを一人ひとりが意識しなくてはと思いました」
さまざまな種類の生きものが見られるのも、有機栽培の田んぼならでは。
植物の調査も。図鑑を片手に田んぼの草花を調べます。
大人も子どもも田んぼの土の感触を楽しみました。
観察した昆虫をホワイトボードに描きました。子どもたちの観察眼はなかなかのもの。
昆虫好き少年がそのまま大人になったかのような林先生の熱のこもった講座に引き込まれます。