「放射能学習会」を開催しました

運動テーマグループでは、1月24日(火)前橋市第四コミュニティセンターにて、「放射能学習会(3回シリーズの第2回目)」を開催しました。

今回は組合員さんの要望で2番目に多かった「産直産地の現状とパルシステムの取り組み状況について」の学習会。パルシステム生産者の佐原農産物供給センター代表理事・香取政典さんと、パルシステム連合会産直推進部・部長の高橋宏通さんが講師を務めました。

<高橋さん、香取さんのお話>

■パルシステムの生産者の方々は、国の基準よりも厳しい自主基準で作物を作っています。積極的な検査で、勇気を持って自身の畑の土壌状態を知り、各自が実践できる対処方法を進め、ありのままの情報を開示しています。

■放射能の低減策として土壌から放射能物質を取り除き、作物に放射性物質を吸収させないことの取り組みで、ひまわり・菜の花で土の中の放射能を吸収させて表面の除染作業を行っている。ひまわり、菜の花、雑草などは、花弁、葉、茎など吸収した部分を植物の根から丸ごと除去します。その他には、国内産の土壌改良資材(ゼオライト)を使用し、土地改良材にセシウムを吸着させ、野菜が吸収しないような取り組みも行っている。
しかし、ひまわり、菜の花などを使っての除染は低減にはなりますが完全に除去できる取り組みではないので今後も継続することが大事。

■消費者の皆さんが不安だったように、私達生産者は、作物を作ってよいのか、買ってもらえるのか、食べてもらえるのか、と不安だった。

■パルシステムでは安心安全な商品の普及を目指し、長期に渡ると予測される放射能問題に組合員・生産者と共に向き合っていきます。


国の基準よりも厳しい数値に設定し、情報をしっかり開示しているパルシステムの産直青果は、自分の目で数値を見られる商品です。しっかり食べて支えていきたいです。


<アンケートから>

・今回の学習会では、香取さんや高橋さんのお話を聞いて、現実を見ることができました。香取さんたち生産者の方が安心して農作業をし、自信を持って作られた野菜だったら、何の不安もなく、おいしくいただきたいと感じました。
・放射能への不安、食への不安により、産地を選んで買っていましたが、生産者の方の努力や工夫を聞き、自分の行為を恥ずかしく思いました。
・汚染状況が変化していること、よくわかりました。これからも産直通信など、引き続き現状を知る努力を自分でもしていかなくてはと思いました。より一層パルシステムの生産者を応援していこうと感じました。

講師のパルシステム連合会産直推進部 部長 高橋宏通氏
パルシステムの取り組みをお話下さいました。

佐原農作物供給センター
代表理事 香取政典氏
生産者の声を届けて下さいました。

参加者の方々は子どもたちを守るためにできることを学びたいという気持ちでいっぱいです。一言、一言をしっかり聞きとめました。

土壌の除染についての説明です。
生産者の思いや日々の努力に胸が熱くなりました。