「工場の報告会」を開催しました

1月25日(水)に商品テーマグループ主催の「工場の報告会」を開催し、17名の組合員の方が参加しました。
今回は生協のパン屋さんこと株式会社パルブレッドと、『毎日のマーガリン』や『マヨネーズはこれ!』でおなじみの丸和油脂株式会社の工場の報告会です。

はじめに株式会社パルブレッドの間瀬さんがパン作りに対してのこだわり、製造工程(こだわり酵母食パン)を紹介しました。

<パンづくりに対してのこだわり>
1.不必要な添加物は使用しません
2.本当のパンのおいしさを追求しています
3.組合員の声を大切にした商品づくりをしています
4.主原料に遺伝子組み換え原料は使用していません

<製造工程(こだわり酵母食パン)>

1.本種づくり(20〜24時間)→2.生地仕込み→3.一次発酵(12時間)→4.分割〜成形→5.二次発酵(約1時間30分)→6.焼成(約40分)→7.冷却(約120分)→8.スライス〜包装→9.出荷(翌日)

上記のような大変な時間と手間が掛かることと、ほとんど手作業で行なわれていることに驚きました。
「素材にこだわり、シンプルな原料でごまかしの効かない味わいだからこそ、本当のパンのおいしさがある」との言葉どおり、パルシステムのパンは小麦の味がしっかり伝わり、噛めば噛むほど深い味わいを感じられるのです。
時間や手間を惜しまず原料にこだわったパンは、何とも愛情がこもった素晴らしいパンなのだろうと思いました。

次に丸和油脂株式会社の上野さんがマヨネーズとマーガリンの製造工程を紹介してくださいました。
パルシステムには主にマーガリンとマヨネーズを出荷していますが、その他にドレッシングやショートニングなど約600品目の商品を生産している会社です。
製造工程は主に機械を使っていますが、徹底した品質管理をされていて、製品検査で菌が出たら出荷停止をおこない、マーガリンにおいては製品検査に2日間も費やしているそうです。
環境・衛生・設備・生産ライン・品質管理などあらゆる点において常に高い基準を目指している事がわかりました。
また、マヨネーズができるまでには30回以上の試作を重ねたのだとか。おいしいマヨネーズとマーガリンは様々な工夫と努力の結果であることを確信しました。  

最後に質疑応答と試食会。質疑応答では主にパンの添加物とマーガリンのトランス脂肪酸について質問がありました。 パンの添加物は加工デンプンであり安全性は高いとの応答で、マーガリンにおいてはトランス脂肪酸の量を減らす商品を開発しているそうです。

今回の工場報告会では、消費者への本当に安全で安心できる商品作りに対する想いや、更なる良い商品をつくる気持ちが伝わりました。また、生産者へは敬意と感謝を示すことが出来たのではないかと思いました。

<参加者のアンケートからの声>
・メーカーの方と直接色々なお話ができて良かったです。
・知らない事だらけで誤った知識で覚えていたことも新たに知ることができて良かったです。
・初めて参加しましたが生産の現場を垣間見れて勉強になりました。

工場の報告会でなければ聞けない製造の裏話。いつも食べている商品だけにみなさん興味津々。

株式会社パルブレッドの間瀬さん。天然酵母の食パンや白パンでおなじみ。

丸和油脂株式会社の上野さん。「マヨネーズはこれ!」や「毎日のマーガリン」など毎日の食事に欠かせないパルシステムのPB商品を製造。

写真の定番商品のほか、丸和油脂のマヨネーズ、国産あずきミルククリーム、パルブレッドの白パン、キャラメルスコーンを試食。話を聞いた後の試食は一味ちがう?