「2011年度 生産者消費者交流会」を開催しました

今年も3月9日(金)前橋さくらホテル2F青雲の間にて「生産者・消費者交流会」を開催。全国から36名の生産者とパルシステム群馬組合員19名、役職員27名の総勢82名の方が参加しました。

開催にあたりパルシステム群馬理事長より挨拶があり、オープニングセレモニーで八木節たちばな会の方9名による八木節音頭を披露。県外の生産者にとっても印象に残るいいスタートだったなどの声をいただきました。

その後は今回のテーマ「生産者と共に“今”私たちができる事」をもとに、2産地から3.11後の取り組み報告がありました。

JAみどりのさんは、3.11後の地域の状況やJA支所の様子と現状の回復状況を報告。またこの間の支援について、感謝の言葉をいただきました。

JAつくば市谷田部さんからも報告がありました。報告者本人が生育する椎茸からも、高濃度の検出があったことから、流通されないように処分していることの報告や、その他「ほだ」の除染活動や今後の確保に向けての話がありました。

3.11後の生産者の具体的な話から、現在も解決の見通しが全く立っていない放射能問題と向き合っている話に、涙する参加者もいました。

報告の後、今回のテーマに沿って10のテーブルに分かれ交流。昼食もはさみ1時間半の交流を行いました。今回の昼食の食材には、パルシステムの産直商品を使用。また、テーブル交流の後半にはお楽しみ抽選会を実施。JAこまちのセット、無茶々園の柑橘セットなどが組合員へプレゼントされました。


<交流後は各テーブルの発表>
「安全なものを手に入れられるパルはありがたい。生産者からは風評被害が大きいと聞いた。会に参加し、本当の産直が知ることができた。人とのつながりで安心感が持て、不安を取り除くことができる。東北だからと敬遠される。情報も大切だが、パルは週1回情報を出してくれるので、安心していける。こういう場で交流することで知ってもらえれば、素晴らしいこと」。
など、最終的には全テーブルより交流の発表をいただきました。どのテーブルでも生産者の一生懸命さから、応援する声や感謝の声が聞かれました。


<最後にJAこまちの石成様より>
「生産者は物を作って食べてもらうのが一番の幸せ、作り方を理解していただいた上で食べてもらえれば更に幸せ。谷田部さんの放射能問題からの廃棄にしたとあったが心が痛んだ。組合員からの報告で食べて支えるとあったがこれからもお願いしたい。また、これからも生産者と消費者の関係(つながり)は続くことを望みます。TPP問題などから先細りになる不安があるが、色々な活動でいっしょに生・消で取り組んでいきたい」との言葉があり、交流会は終了となりました。


<組合員の声〜組合員アンケートより>
・生まれて初めての八木節に感動しました。生産者とも話す時間が2年前に初めて参加した交流会より長くとられておりとても良かったです。お弁当もおいしく同じテーブルのJAみどりのさんの「ひとめぼれ」美味しかったです。加藤さんの「たまご」も味が濃いです。谷田部の「椎茸」は今朝も食べてきました。そして抽選会で無茶々園の柑橘セットもあたり幸せなひとときでした。
・全てではないですが生産者の方とお話ができる機会というのは本当に楽しく理解が深まる大切な時間となりました。これからもこのような会に参加していきたいです。
・生産者の皆さんが共通で“作ること、仕事が好き”と言われていました。だからこそ、より美味しい愛情のこもった食べ物ができているのだと思いました。今まで以上に感謝しながらいただこうと思います。いつも美味しいものありがとうございます!
・今回2度目の参加をさせていただき新たに食べ物に対する見方も変わりました。毎年この交流会を楽しみにしているので是非次回の参加も希望します。生産者の方々と身近にお話をする事ができ貴重でした。お弁当も美味しくじっくり味わっていただきました。
・放射能の被害はこれからもあると思います。風評被害に惑わされずパルの商品を信用し利用していきたいと思います。


<生産者の声〜生産者アンケートより>
・また新しい仲間と組合員の顔がイメージできました。
・消費者と生産者がすごく近くてそれだけで意義があります。
・また頑張って畑に向かおうと元気をもらいました。
・食材を大切に思う気持ちが広がれば生産者と消費者の関係が良くなるのではと感じました。
・本日をむかえるまで組合員と直接お話ができる事を大変楽しみにしていました。普段生産を行っていると、組合員さんのお顔・お話を拝見することがないので組合員さん側の様々の意見を聞けて大変考えされられる事もありました。今後もこのような機会を大事にしていきたいです。
・放射能を減らす事が大事である!今後、農業を続けていける事が感じられる交流になりました。
・組合員の方も食のこだわりが高いので、よりよい物を生産して信頼を得なければと感じました。

八木節たちばな会による「八木節音頭」

生産者の方より3.11後の取り組み報告をいただきました。

テーブル交流の様子

昼食のお弁当。食材は下記の産地の物を使いました。
JAみどりの<ひとめぼれ>
JAつくば市谷田部<原木椎茸>
村悟空<人参>
旭愛農<平飼いたまご>

お楽しみ抽選会の様子

テーブル交流の発表をいただきました。

最後は生産者幹事の石成様よりまとめの挨拶をいただきました。