学習会「知りたい!食べたい!パルの魚」を開催しました

2012年10月10日(水)、商品テーマグループ主催の「知りたい!食べたい!パルの魚」が高崎市市民活動センターソシアスで開催されました。 今回は「やわらかさんまみりん干し」や「銀だら西京付け」などでおなじみの「水野食品(株)」から講師をお招きして魚の学習会です。15名の組合員が参加しました。

宮城県石巻市の「水野食品(株)」は3.11の震災により被災。海岸から数百メートルの場所にある工場は津波により1階部分がほぼ全壊してしまい、生産中止に追い込まれてしまいました。しかし、2階に置いてあった機械は津波に流されずに無事だったため、6カ月後には工場を再開することができたそうです。
それは地元水産業者の中でも3番目の速さ。震災当日の津波の映像などを交え、被災地の現状についてもお話いただきました。

試食は「さわら木の芽漬け」「メロほほ肉の西京付け」「銀だら西京漬け」「ごまさばみりんぼし」「さんまみりん干し」の5種類の魚を炊きたてのごはんとみそ汁でいただきました。一度にいろいろな種類を食べ比べられるなんてめったにないチャンス!学習会ならではの楽しみです。 テーブルには水野食品さんも交えてお話しながらの試食会。参加した組合員さんたちも一同「わあ、おいしい」とにこにこ顔でした。

「水野食品(株)」の漬け魚が市販品に比べると高い理由は、一番には品質にこだわっているため。漬けだれも化学調味料等はいっさい使用していません。また、魚が少なくなり漁獲量が減っていることなども魚の価格を押し上げている原因だそうです。

ちょっと高い――でも一度は味わってみて!魚嫌いな人や子どもでも「水野食品(株)」のお魚ならきっと食べられますよ。 漬け魚は焼き方が難しいと思っている方も多いのでは? 私のおすすめは、フライパンにシワシワにしたアルミホイルとキッチンペーパーを重ね、その上に魚を乗せて焼く方法です。お試しください。

参加した組合員さんのアンケートより
・カタログで見てもなかなか買えなかった「銀だら西京漬け」を味わうことができてうれしかったです。震災から会社を再起させるまでのお話には胸を打たれました。
・普段お魚類の値段が高いなぁと思っていたのですが作り方を見て高くなる意味が理解できました。水野さんをはじめ東北の方々の応援が少しでもできるように買い求めていきたいと思いました。
・お魚がとてもおいしかったので次回購入してみようと思います。
・扱われている商品の製造工程や原料について知ると安心です。安心安全な食材&生産者とのつながりを感じることができました。
・「やわらかさんまみりん干し」は手間がかかり、今までのイメージとはまるっきり違い、おいしい魚でした。

水野食品(株)の専務 水野茂さん。パネルを使って製造工程などを詳しく説明してくださいました

「家で焼くと、焦げたりくずれちゃうんです…」漬け魚をフライパンで上手に焼くコツも教えていただきました

水野食品(株)自慢の漬け魚がずらり。焼く前から「おいしそう〜」という声が

水野食品さんも交えての試食会。おいしいお魚を前に自然と話も弾みます

5種類の魚を試食。炊きたてのごはん、豆腐とわかめと味噌汁を作りいっしょにいただきました