「ニット帽を作ろう」を開催しました

2012年11月20日、渋川市中央公民館において、渋川サポーターくらぶ主催の編み物教室第2弾「ニット帽を作ろう」が開催されました。4月に開催した「春色マフラーを作ろう」が好評だったため、第2弾を望む声もあり今回の企画となりました。

講師はマフラーに続き、今回も編み物のスペシャリスト阿部佳子さんにお願いしました。阿部さんは、アクセサリーや手袋などの小物から、細かいデザインの施されたセーターまで、何でも素敵に手編みできる方です。上手すぎて既製品と間違われてしまうこともあるようです。今回は、企画の段階から相談にのっていただき、初心者向けにネックウォーマーにもなる2ウェイタイプのニット帽を作ることにしました。

編み物に挑戦したのは、小学生のとき以来何十年振りという方や、編み棒は持っているのだけど久し振りという方、不器用だけどできるかしら、という7名の方々。まず初めに、かぎ針を使い帽子の頭にぎゅっと結ばれるポイントとなるひもを作りました。その後、作り目を編んだのですが、これが慣れない手付きで一生懸命なためか、目の数が分からなくなったり、きつすぎて編み直したり、ここでの時間のロスは誤算でした。それでも2段目以降は編み棒に持ち替え、慣れてくれば何となくスイスイ・・・あとは時間との勝負です。表編みと裏編みを10目ずつ繰り返し、四角く編み進めました。皆さん、先生に確認してもらう場面も多く、目が飛んでしまえばささっと直していただいたり、親身に教えていただきました。

今回作ったニット帽は、長四角に編んで行き、終わりの数段前でひもを通す穴を作ります。最終段は伏せ止めします。裏返して縦の隅同士を合わせて、とじ針を使い目を拾いながら閉じます。ひもを穴に通し、両端にお好みでタッセルやボンボンを付ければできあがりです。残念ながら、3時間の講習では最後まで仕上げることができませんでしたが、仕上げまでの編み方のポイントを説明していただき、宿題となりました。

自宅で編み終えたニット帽は、ところどころ自己流になっていそうですが、かわいくて温かくて、愛着がわき、かぶると幸せな気分になります。ひもを絞れば帽子になり、ひもを緩めてすっぽりかぶればホカホカのネックウォーマーになります。冬のお出掛けアイテムの一つになりました。

参加した組合員さんからは、「とても難しかったですが、なつかしい気持ちになりました。」や、「新しいひもの作り方や編み方を教えていただき、楽しかったです。できれば仕上げまで見ていただきたかったです。」などの感想が寄せられました。

楽しかった反面、時間が足りなかったところは2回シリーズにするなど企画の反省点とし、また皆で楽しく編み物ができたらいいなぁと思いました。

「もう一度、ゆっくりやって見せて・・・」

「これで合っていますか?」

会場の様子。中央が説明する阿部さん。

ひもを緩めればネックウォーマー

ひもを結べばニット帽

初心者ですが、こんな感じにできました