産直講座「知りたい! 食べたい! 秋田名物だまこ鍋を作ろう」を開催しました

3月6日(水)、伊勢崎市民プラザにて商品テーマグループ主催の産直講座「知りたい! 食べたい! 秋田名物だまこ鍋を作ろう」が開催され、13人の組合員が参加しました。 まだ3月初旬とは思えぬ暖かな日、秋田県大潟村のオーリア21から4名の生産者が来てくれました。

最初にスライドを見ながら大潟村について説明していただきました。 昭和39年、八郎潟という大きな湖を埋め立てて作られた圃場。その目的は以下のとおりです。

@日本の戦後の食糧難を解消
A八郎潟の湖岸の水害防止
B農家の二男三男が農業を行なう場所の提供
C日本のモデル農業を建設

農道とは思えぬ広い道には信号もありません。農薬散布を行なわないので、イナゴや赤とんぼがたくさん飛びまわり、歩いているとうっかり踏んでしまうほどなのだとか。 そんな環境のためか、オーリアのみなさんの人柄は温厚でゆったりした雰囲気でした。

調理実習室に移動し、4班に分かれて「だまこ鍋作り」にとりかかりました。 炊き立てのアツアツごはんをすり鉢に入れ、すりこぎで八分位まで潰したものを一口大に丸めて「だまこ」をつくります。鍋に入れても崩れないように、つやが出るくらいまでしっかりと丸めるのがコツ。 スープは秋田から持って来ていただいた比内地鶏のスープを使用。そこへ鶏肉、せり、ささがきごぼう、長ネギを入れて煮たたせ、最後に「だまこ」を入れます。

部屋じゅうおいしそうな香りがいっぱいに広がり、みんなで「いただきま〜す!」 あまりのおいしさに3杯4杯おかわりする人もあり、あっというまに鍋が空っぽになりました。

食後はオーリア21による大潟村クイズを楽しみ、後片付けも和気あいあいとあっという間に時間が終わってしまいました。 今回もたくさんの組合員に参加していただき、パルシステム群馬独自で取り扱っている米「鶴舞こまち」を理解していただけたと思います。

商品テーマグループでは産直講座をはじめ、商品にまつわる学習会や産地見学、調理実習などをたくさん企画していますので、是非ご参加ください!

秋田県大潟村「オーリア21」。左から、土屋さん、金子さん、菅原さん、林さんの4名にお越しいただきました。

炊き立てのアツアツごはんは粘りが強くて潰すのが大変! みんなで交代で頑張りました。

土屋さんが「だまこ」作りの見本を見せて下さいました。手のひらでコロコロと固くなるまで丸めます。

比内地鶏のスープにささがきごぼうとセリが入ってうま味たっぷり。煮立ったら「だまこ」を加えてできあがり。

燻製たくあん「いぶりがっこ」と、デザートに「大潟村のパイ」も一緒にいただきました。