産直講座「見たい!知りたい!みかんのパワー」が開催されました

10月29日、高崎センターにおいて、産直講座「見たい!知りたい!みかんのパワー」が開催され、12名が参加しました。講師には、神奈川県の産地「ジョイファーム小田原」の専務理事で生産者でもある鳥居啓宣(ひろのぶ)さんにお越しいただき、市販のみかんとパルシステムのみかんの食べ比べや、みかんの皮の利用法・楽しみ方を伺ったり、みかんを使ったおいしいスイーツをいただいたり、とても楽しい講座となりました。

鳥居さんのお話の中で、「みかんの木の下で、みかんをむいた皮は(土の上に)捨てていいよ、みかんの皮は分解されて土にかえるから。人間が作った服やビニールのものは駄目だよ。でも、自然が作り出したものは、自然にかえることができる」という言葉が印象に残り、とても共感できました。鳥居さんのお話を聞くことで、食文化の伝承、食の大切さ、自分で食事を作ることの大切さ、また、自身が母になり料理を子どもたちに伝えることの大切さを思い返すことができました。

みかんの話から金魚の話(生きものを飼うことの大切さ。ゲーム機では本当の命は伝えられない。)、環境の話(シジミの話)、地球の話まで、本当に幅広くお話していただきました。環境は、一度汚してしまったら元には戻らない。熱の入ったお話に皆さん真剣に聞き入り、充実した時間となりました。

パルシステムのみかんは、市販のみかんより高いかも知れない、でも価格では計ることのできない、作り手の苦労(除草剤不使用のため草刈、農薬削減など)や思いがたくさん詰まっています。こうして頑張っている生産者の商品を買うことができる、安全、安心なみかんをいただける幸せを感じました。そして、作り手の熱い思いに、食べ支えることの大切さを知ることができる「産直講座」をもっともっと多くの方に伝えたいと思いました。まだ参加したことのない方は、次回ぜひ参加してみてください。

<参加者アンケートより>
・鳥居さんの熱い思いをたくさん聞くことができました。環境や未来のことを考えて生産しているのがよく分かりました。色々なお話を聞くことができてとても楽しかったです。
・みかんの話だけかと思いきや、鳥居さんのパワーあふれるお話が楽しかったです。「次に伝えていくことを残す。」「自分の身体は次に続く。」など、心に響く言葉が多かったです。農薬って自分だけではなく、子どもにも影響しますよね。知ることによって得をするって実感しました。ケーキやクッキーも美味しかったです。吉田理事のみかんアートも楽しかったです。
・話が興味深くあっという間の2時間でした。みかんの話から自然の話につながって楽しかったです。

柑橘の香りが漂い、リラックスした雰囲気の学習会でした。

生産者の鳥居さん。パワフルな語り口で、産地の想いをたくさん伝えてくださいました。

市販のみかんとの食べ比べのほか、みかんを丸ごと使った手作りのパウンドケーキやクッキーも試食しました。

当日小田原からお越しいただいた講師の鳥居さん。