「伝統のしょうゆを知る旅」を開催しました

11月29日(金)に運動テーマグループ主催で、「伝統のしょうゆを知る旅」として、埼玉県神川町にあるヤマキ醸造株式会社を訪問しました。ヤマキ醸造はパルシステムの「コア・フードのしょうゆ」の製造元です。

当日は、高崎市の浜川運動公園に7名が集合し、バスで9時に出発しました。第二集合場所の藤岡市「道の駅・上州おにし」では8名が乗車し、合計15名でヤマキ醸造に向かいました。

到着後はヤマキ醸造の角掛さんから、豆太郎(ヤマキグループ)の大豆のお話を伺いました。圃場見学では豆の収穫は終わっていましたが、自然農法で作る生命力あふれた野菜などを見ることができました。圃場の周りには清水が流れていて、クレソンが自生していました。角掛さんが水の中から採ってくれたので、皆で味わいました。

見学の後は、建物に入り、甘酒を試飲させていただきました。麹で作られた甘酒は自然の甘みで口の中をほっこりさせてくれました。一般の甘酒は酒粕に砂糖を加えて作られますが、麹の甘酒は砂糖不使用だそうです。

建物の2階に上がって、今日のメインの生しょうゆ絞り作りに挑戦です。木のケースにもろ味を何層にも重ね入れ、パットを受けにテコの原理を活用し、絞ります。同じテーブルの方と交代で大事に大事に絞ります。絞りきったしょうゆを小さなガラス瓶に入れて蓋をし、生しょうゆの完成です。もろみの量や絞り方によってテーブルごとに色や味に違いが出ます。生しょうゆと絞った後のもろ味はお土産です。このもろみをどんな料理に使うかと話がはずみました。

体験後はお待ちかねのランチタイム。メニューは赤米の入ったおにぎりと大きな器にゆば、たまご、豆腐が入った具沢山の味噌汁とお漬物、デザートは豆乳ソフトクリームでした。ヤマキで作られた味噌や豆腐、豆太郎の有機野菜が使われている大変贅沢な食事となりました。

自然の気候にまかせたしょうゆ樽、味噌樽(樽はもちろん木製です)がたくさん並んだ工場が印象的でした。ヤマキ醸造を後にし、城峯公園へ移動して冬桜の咲いている展望台で、下久保ダムと山々の絶景を楽しんだり、売店での買い物を楽しみました。紅葉の道を歩いて、バスへ戻り、帰路へと向かいました。

初めての生しょうゆづくり体験をし、和気藹々とした雰囲気でコミュニケーションもとれ、小春日和の充実した1日となりました。


【参加者のアンケートより】
ヤマキ醸造さんでのしょうゆ作り体験は、大変貴重な経験となり、また日本の食文化について、深く考えさせられました。説明して下さった角掛さんのお話がとても心に響きました。

圃場見学へ
のどかな風景が広がる中に圃場があります。

ヤマキ醸造の角掛さんより有機野菜の圃場の説明を受けました。

しょうゆ作りの材料と道具

もろみを布に敷き詰めて、重ねていきます。

しょうゆ絞りの木の道具。テコの原理で、もろみを絞ります。

絞ったしょうゆをガラスの瓶へ注ぎます。

出来上がったしょうゆにラベルを貼りました。

木の樽の前でしょうゆを片手に記念撮影。

滋味あふれるランチ。手をかけて作られた材料がシンプルに調理されていました。大変おいしかったです。