産直講座「北海道産直牛がおいしい理由」を開催しました

11月26日前橋市第四コミュニティセンターにて、商品テーマグループが主催する産直講座「北海道産直牛がおいしい理由〜小間切でお・も・て・な・し料理〜」を開催しました。参加者は20人。講師は株式会社ホクチクファーム武佐牧場 牧場長 伊藤博さん、株式会社パルミート商品部 山田麻美さん、ホクレン農業協同組合連合会 藤原良太さんです。

まず、パルミートの山田さんからパルシステムの産直肉についてのお話、ホクレンの藤原さんから北海道牛肉についてのお話をして頂きました。
続いてホクチクファームの伊藤さんから日本の肉牛生産の現状やホクチクファームの概要、そして美味しく安全・安心な牛肉を安定的に生産するための6つのこだわりについてお話を伺いました。とりわけ地元産デントコーンサイレージ(とうもろこしの実、茎、葉を切り刻んで天然発酵させたもの)の使用開始による国産自給飼料への取り組みのお話は、とても興味深く感じました。現在、国内の飼料自給率は約30%程度ですが、デントコーンの栽培、給餌により、休耕地の有効活用や、牛の鼓腸症の減少につながっているそうです。

続いて各班に分かれて北海道産直牛を使った調理実習。今回は小間切を使って、ビーフワイルドハンバーグを作りました。ボウルに1cm角に切り包丁でたたいた牛肉に、たまねぎ、パセリ、塩を入れて手でよく混ぜ、等分にし、丸く形を整えます。バットにひろげた粗挽き黒コショウの上にハンバーグを置き、両面にまぶしたら、バターを溶かしたフライパンで焼くだけ!
食べてみると、ハンバーグなのにまるでステーキを食べているよう!臭みもなく、肉感が強くて噛みごたえも充分です。黒コショウが効いていて大人味なのも嬉しかったです。材料も少なく、作り方も簡単なのに贅沢な仕上がり。ちょっと豪華なディナーやおもてなし料理の一品としてもお勧めです。
試食時には、ローストビーフの作り方や、米牛の試験的取り組みに向けたお話など、生産者ならではのお話も伺え、有意義な時間となりました。

コア・フードに関わらず、美味しい商品や料理がたくさんあります。それらをこれからもどんどんご紹介していくことで、皆さんの暮らしがより豊かに、楽しくなっていけたら良いと思います。商品テーマグループでは産直講座をはじめ、商品にまつわる学習会や産地見学、調理実習などをたくさん企画していますので、是非ご参加ください。

【参加者の感想】
・ひき肉でないせいか、肉感が強く、噛み応えがあり、美味しかったです。つなぎがなくても、しっかりハンバーグになるんですね。臭みもなく、安い割には贅沢でした。良かったです。
・とても美味しく食べられました。作り方も簡単ですぐに出来たし、材料も少ないので家でも作りたいです。
・産地の説明、メニュー内容も充実していたので、参加させて頂いてよかったです。コア・フードでなくても生産者の方がこだわりを持って牛を育てている事がわかりました。
・パルの牛肉はあまり利用したことがなかったのですが、食べてみて美味しく、ハンバーグの作り方も勉強になったので、今後購入したいと思いました。

講師の方々。

調理実習の様子。
生産者でもある伊藤さんも交えて。産直牛は脂っぽくないので、こねても手のべとつきが少ないです。

形を整えたら、たっぷりの黒コショウを両面をつけて焼きます。

生野菜とコーンスープを添えて。プチ贅沢なランチに。