「知りたい!食べたい!秋田名物だまこ鍋を作ろう」を開催

3月5日(水)高崎市中央公民館にてオーリア21交流企画「知りたい!食べたい!秋田名物だまこ鍋を作ろう」を行いました。参加者は20名。大潟村産直会オーリア21からは4名の生産者、小熊健一さん、金子拓さん、土屋拓幸さん、林博文さんにお越しいただきました。
初めに金子さんからパワーポイントを用いて大潟村の歴史や地域の特徴、大潟村農業についてのお話を伺いました。大潟村は八郎潟を干拓してできた干拓地です。用水路の整備、軟弱土壌との戦い、ヘリコプターでの播種などのお話に興味深く耳を傾けました。また大潟村農業は農薬、化学肥料の投入量が全国平均の半分以下と環境保全型農業であること、資源循環と永続的な農業生産を行っていること、そして専業農家がほとんどで後継者の就農率が高く、さまざまな先進的技術を試験・実践する農家が多いことなども伺いました。
パルシステム群馬独自産直米「鶴舞こまち」もオーリア21で作られたお米です。農薬を通常の50%以下の使用量に抑え、毎年、育苗・栽培の管理記録をとり、認証を受けた農産物のみ取得できる秋田県特別栽培農産物認証を取得しています。

後半はそのお米を使っただまこ鍋作りです。小熊さんご指導の下、各テーブルに他の生産者の方々も入り、一緒に作りました。
だまこ鍋の「だまこ」とは、炊いたご飯をすり鉢に入れ、すりこぎでお米のつぶが半分残る程度まで叩いて、その後手で一口サイズに丸めたものです。きりたんぽよりも手軽にできるのが嬉しいです。
まただまこ鍋には「せり」「ごぼう」「まいたけ」「しらたき」は外せないそうです。中でも普段捨ててしまいがちな「せりの根」の部分をお鍋に入れるというのは驚きました。比内地鶏スープをベースにした鍋は滋味深く、体も心も温まりました。

さらにオーリア21で作られたお米の米粉から作られた餃子の試食、いぶりがっこも加わり、生産者の方から米作りや郷土秋田のお話を伺いながら大満足の交流会となりました。

〜参加者の感想〜
・お米作りの大変さがとてもよく分かり、改めて「感謝」して頂きたいと思いました。『鶴舞こまち』とても美味しいです。だまこ鍋ごちどうさまでした。楽しかったです。

・「だまこ」がご飯をつぶしただけのものだと思わなかったので新発見でした。とても美味しく、家でも作ってみたいと思いました。干拓のことも、大潟村のことも知る事ができて勉強になりました。

オーリア21金子さんより大潟村についてお話を伺います。

だまこ作り。ご飯のつぶが半分見えなくなる位まで叩くのは意外と難しい。

叩いたあとは手で一口大にご飯を丸めます。

せりの葉の緑色が入るとお鍋がグッと鮮やかに。思わず歓声が上がります。

米粉生地で作った餃子も。
カリッ、モチッ、ジューシーな味わいはやみつきになりそうです。

いぶりがっこを添えて昼食交流。心も体も温まる楽しい時間となりました。