「カラダが変わるセルフケア」を開催しました

くらしテーマグループ主催、たすけあい活動助成金企画「カラダが変わるセルフケア」を1月20日(火)に高崎センターにて開催しました。
整体ライフスクールを主催されている野村奈央さんを講師にお迎えし、お話を伺いました。
野村さんはご自身の最悪の健康状態から回復するきっかけとなった野口整体との出会いを通して、整体の研究や指導を続けてこられました。そこで今回、冷えに悩んでいる女性が簡単にできるセルフケアの方法を教えていただきました。

まず、頚椎、胸椎、腰椎にかけての説明、前から見た骨盤の説明ををしていただきました。
次に、この頚椎に関係する動きのひとつ、大きなあくびをすることについてお話されました。
現代人は大きなあくびをするということが日頃の生活の中で少なくなってきているといいます。口を大きく開けて思いきりあくびをすることは、頭や全身にたくさんの酸素が行きわたり、心身がリラックスします。
この顎を大きく開けたり閉じたりする動き(野村さんはこの動きをコクコクといいます)は自律神経を整え、胃腸など内臓の動きも活発にさせるため、体の内側から温かくなるということです。

実際に参加者にわかりやすく説明していただきました。普通に口を大きく開けてもらうと顎があまり開きませんが、上を向いてあくびをするように大きく口を開けると顎がよく開いているのがわかります。この顎をコクコクする動きだけで血流がよくなったように体が少しずつ温かくなるのがわかります。先生が一人ひとりにコクコクする方法を教えてくださいました。

続いて、骨盤を意識して体をととのえる方法です。仰向けに寝て下腹部全体に手を当ててゆっくり深く呼吸をします。手に集中し、ゆっくり呼吸をすることによって身体の調子を少しずつ整えるものです。
次に、骨盤の仙骨(お尻の割れ目の少し上のあたり)に手を当てて温めると体が温まるという方法も教わりました。体の具合が悪いところや痛いところに自然と手を当てたり、子どもの頭をなでたりするのもこの手を当てる、つまり手当てするのと同じだということです。

これらの方法をいつでも思いついたときに実践することによって、簡単に冷えを軽減し、本来自分の中に存在している治る力をを引き出して元気になれるということがわかりました。講座の最後にいくつかの質問や感想があり、先生が丁寧に答えてくださり、とても和やかな雰囲気で終了することができました。

アンケートでは、「温かいお人柄がにじみ出る先生のお話と豊かな経験と知識による実践は、素晴らしかったです。」や「日頃から気を付けられるケア、手当てのやり方を教えていただけ良かったです。」等の感想をいただきました。

講師の野村奈央さんです

大あくびをすることで、体に変化が現れます

あくびの仕方を一人一人指導いただきました

質疑応答の様子