『工場の確認会』報告会〜香り高い日光「金谷ホテルピーナッツクリーム」のお話〜を開催しました

2月25日(水)、高崎センター会議室にて商品テーマグループ主催『工場の確認会』報告会〜香り高い日光「金谷ホテルピーナッツクリーム」のお話〜が開催されました。

参加者は12名、講師は「毎日のマーガリン」でおなじみの丸和油脂株式会社より田村さん、菅原さん、佐野さんの3名にお越し頂きました。ちなみに、『工場の確認会』とは生協の組合員がパルシステム商品の工場を訪れ、製造管理の記録や衛生管理の取り組みについて、点検確認することです。

まず初めに、工場の確認会に参加した澤浦理事より、見学した際の工場の様子などが報告されました。
続いて、生産本部開発部開発課の佐野さんよりマーガリン類の製造方法、原料、そして油脂、脂肪酸とは・・・等のお話を伺いました。とりわけ気になっていた「トランス脂肪酸」ですが、よく知られている摂取過多による悪玉コレステロールの増加、病気リスクの高まりなど研究の多くは欧米人対象のものであり、現在のところ日本人にも同じ影響があるか明らかではなく、生成方法・種類による違いが健康に及ぼす影響は十分検証されていないとのお話は興味深かったです。
しかしながら、現在国内食品事業者間では自主的にトランス脂肪酸を低減する取り組みを進めていると伺い、より安心感を得ることができました。

続いて、各商品の説明です。
おなじみの「毎日のマーガリン」は主原料に国産の米油を使用することで米特有の香ばしさとまろやかなコクを、粗塩や全粉乳の使用によりバランスの良い自然な風味を出しています。また水分も少なく、油はねしにくいため、料理にも利用しやすいというお話も伺いました。
早速、マーガリンを使って作った美味しい「マドレーヌ」を頂き、昨今のバター不足の中でもむやみに不安がることはない、様々な料理に使ってみようと思えました。
さらに、「金谷ホテルピーナッツクリーム」は厳選されたピーナッツを水を一滴も使わない製法で作り上げることで、なめらかな口当たりと濃厚な風味を実現しているというお話を伺い、深く納得できました。

今回の学習会でキーワードとなった「トランス脂肪酸」ですが、詳しくお話を伺うことで、ただ摂ることを避けるのではなく、多様な食品をバランス良く摂ること、そして楽しんで食事をすることが大切だということが理解できました。
お話の後は、ホイップタイプの「国産ピーナッツクリーム」や「国産黒豆きなこクリーム」なども試食し、3テーブルに分かれて楽しく交流し、終了となりました。

〜参加者アンケートより〜
・トランス脂肪酸のことが気がかりだったので、メーカーの方から直接お話を伺えて良かったです。普段は目にするだけの商品を実際に食べることができて良かったです。
・普段食べているマーガリンの事が良くわかりました。また牛乳にきなこクリームを溶かして飲めることを知って、使い方のバリエーションが増えました。

丸和油脂(株)開発課の佐野さんよりマーガリン等の製造方法等について詳しくご説明を頂きました

3テーブルに分かれて試食交流を行いました

食パンに各自好きなスプレッドを塗って違いを味わいました

普段疑問に感じていたことをメーカー担当者に直接質問。各テーブルで話が弾みました